2012年01月27日

解放

【ドラムを叩くこと、楽器を演奏することは、自分の心の中にある言葉にできない思いを解き放つ行為なのだと思います。ですから、頭でああだこうだ考えながら叩いていては心が開きません。】神保 彰

世界的に有名なドラマー、神保 彰さんの言葉で、この方の足元にも及ばないレベルで僕も日々リズムを刻んでいますが、、「頭でああだこうだ考えながら叩いていては心が開きません。」という言葉に強く共感。

僕の場合、自分がミュージシャンだと思った事もないし、言われるのもなんだか困っちゃう。
それは、自分の中の何かの逃げからそう感じるのかもしれないが、実際に、世の中のミュージシャンと呼ばれている方々は、それなりの、ミュージシャンらしい技術力を持っている気がする。僕は自分でそれを感じない。もちろん、日々精進して、そういう技術も身につけてゆく努力をするのは当たり前の事だけど。何か言葉で「ミュージシャンですか?」と問われると、自分の中では何かハッキリと「違う。」と感じるし、いわゆるミュージシャンになりたいと思ったこともない。

いつからそうなったのか定かではないが、何か打楽器を叩いてないと、自分が狂ってしまいそうになる。自分の中のバランスが崩れる。絵もそうだ。昔ほど描かなくなっているが、たまに描きたいという衝動が起こると、それを抑えることは不可能だ。抑えられたら僕はきっと気が変になって病院送りになるだろう。

ようするに、僕にとっては、太鼓を叩くという行為は、生きる手段だし、絶対に必要な事。仮に1銭も稼げなくたって太鼓を叩いたり絵を描いたりするだろう。だから一般的社会人としてはドロップアウトしたような生活をこの歳まで続けているに過ぎない。変な話、もし他の生き方が可能なら、別に躊躇なくそうしているんじゃないかと思う。

上手く言えませんが、何か自分の中に抑えられないものがある。それを解放する為の行為が叩くことだし、描くという行為に僕の場合はなっている。そういう意味では空手に打ち込んでいた学生時代、無心にサンドバッグなどを叩いていた行為と、打楽器を叩いている行為と、僕の精神状態は全く同じだ。

以前、僕の音楽仲間が僕の事をフライヤーに「求道的打楽家」と紹介してくれていたが、我ながら「あ。確かに。。」と感じてしまった。求道というと大層な道のようですが、そういう大層な道という意味ではなく、自分なりの生き方(道)を求めて叩き続けている感が自分でもずっとしていたので、この友達の僕に対しての表現が気に入っている。

そういえば、お坊さんがお経を読みながら無心に木魚を叩いたりしてる姿を見ていると、自分の打楽器に対しての姿勢と似ているなぁ〜なんて思っちゃったりもする。お坊さんの木魚に対してミュージシャン的センスを本気で問い詰める人はほとんどいないだろうし、お坊さんをミュージシャンと呼ぶ人はいないだろうし、お坊さん自身も、木魚を安定したリズムで叩けるからといって、自らをミュージシャンと称する人は多分いないだろうと思う。(広い世の中なので、数人はいるかもだが・・・ww)

そういう意味で、僕は太鼓を生きる為に叩いているが、ミュージシャンだと自分で感じた事はない。

僕にとっての楽器の演奏や、絵を描くという行為は、まさに、『破壊』と『解放』、それだけだ。
posted by 竜馬 at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月17日

脱力バウロン(Bodhran)

ここ一年ほど、僕が集中して練習している打楽器はバウロンという
アイルランドの打楽器だ。
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いわゆるフレームドラム。沖縄で言えばパーランクーに似ている。乱暴に言ってしまえばアイルランドの大きなパーランクーだと言っていいと思う。

普通、太鼓の皮はピンと張って音を響かせるのだが、このバウロンというのは逆に皮を緩めて鈍い音をさせるのが独特。最初は、その鈍い音に物足りなさを覚えたが、練習しているうちに、その鈍いなんとも言えない音が心地よく、何時間も練習しても耳障りにならないというのが僕にとっては魅力の一つ。

ところで、そのバウロンですが、実際のライブで使うと、えらく難しい楽器だと最近気がついた。何故なら、練習では自分で結構叩けるような気になっていたのだが、実際のライブで使うと全く思う様に叩けない。練習中の自分のレベルが仮にレベル10だとすると、ライブになるとレベル2ぐらいのレベルに落ちてしまう。

練習不足??なんでだろう?なんでだろう?と考えてて、気がついた。

僕が今まで使ってた他の打楽器、ジェンベやカホンは、腕を振り下ろしたりして、手のひら全体で叩くので、ある程度、力を入れても叩けるが、バウロンは少しでも力むと叩けないのだ。バウロンを知らない人に説明すると、バウロンはビーターという小さなスティックで叩くのだが、そのスティックはペンを持つように持って、ペンで打面をギターを弾くように擦り叩くように使う。その為、変に力んでしまうと叩けない。わかりやすく言えば、凄い緊張していると、字がゆがんで書けなくなるというのと全く似ている。

ライブでそんなに緊張しているという自覚はないのだが、
無意識に必要以上の力が入っているんだろうなぁ。。。

バウロンに、いい気付きをもらった。

ようするに、バウロンは、他の打楽器以上に脱力して平常心で叩けるように、相当な練習が必要だということなんだと思う。

難しい打楽器だが、やりがいのある打楽器でもある。

Bodhran Tutorial: Irish Heartbeat [DVD] [Import]
posted by 竜馬 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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